キャッシュフロー計算書を簡単理解する!起業時代に全員に必須の知識の入門編です!

こんにちはハルです!

損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)と学んできましたが、今日は財務三表と呼ばれるうちの最後の一つキャッシュフロー計算書(CF)のお話です。

財務ってちょっと地味で面倒臭いイメージですが、PLやBS同様シンプルに考えればめちゃくちゃ簡単に理解できる内容です。

早速やっていきましょう!

1.キャッシュロー計算書(CF)とは?

まずはキャッシュフロー計算書(CF)のイメージから掴んでいきましょう。
CFとは、『企業が実際にどんな所に力を入れて資金を使っているのか?』や『この企業の経営の安定性はどうか?』などを見ることができる、“企業のお金の流れ”を表した表のことです。

今回もこの学びでの具体的なゴールを決めていきましょう!
次の2つのキャッシュフロー計算書のうち“マネーフォワード”のキャッシュフロー計算書はどちらでしょう?

現時点では見当もつかないですよね?
僕は全くわかりませんでした!笑
これを10分後には全て理解できるようにお話していきますのでやっていきましょう!

例えばソフトバンクグループのCFは図の左側のようなものなんですが、そもそも細かすぎて見えないぐらいですよね。笑

始めは全ての項目を細かく見ていく必要はないので、これを右側の図のように大きく分けていきます。
CFで覚えておく大事な数字は大きく3つ!

“営業活動キャッシュフロー”、“投資活動キャッシュフロー”、“財務活動キャッシュフロー”
この3つだけ覚えましょう!

2.営業活動CF

まず1つ目は“営業活動キャッシュフロー”。
ここでは本業の営業活動によって動くお金の流れを見ることができます。

例えばカフェなら本業であるコーヒーを売って得たお金はプラス。
反対に商品原価や家賃、宣伝広告費などの出て行くお金はマイナスといった具合です。

基本的には3つの数字の中でこの“営業活動CF”が一番重要です。
企業の根本的な安定性に関わる数字なので、ここを見ることで事業が安定しているのかどうかを見ることができます。

3.投資活動CF

2つ目は“投資活動キャッシュフロー”。
ここでは企業の投資活動によって動くお金の流れを表します。

投資活動とは何かというと、将来の資産を作るために使うお金のことです。

例えば、商品の生産数を増やすために新しい工場を作ったり、配送増加に向けた配送トラックを購入すると数字はマイナスに。
反対に今ある設備を売却したりしてお金を得ると数字はプラスに。

ここで一つポイントは“投資活動CF”の数字は必ずしもマイナスの状態が悪い状態ではないということです!
むしろ業績が好調だったり、先行きが明るいために事業を拡大を目的として投資をするケースが多いので、マイナスの数字の方が理想的だと言えるのです。

4.財務活動CF

最後3つ目は“財務活動キャッシュフロー”
ここでは“資金調達”“返済”によるお金の動きを表します。

例えば銀行からの資金の借入や、新株発行による収入はプラス。
反対に借入の返済などはマイナスとします。

企業が上場をした時にはこの“財務活動CF”の数字が大きくプラスになる場合が多いです。

どうでしょう?ポイントだけ押さえるとシンプルで簡単ですよね。
3つの数字のプラスマイナスにおさらいするとこのような感じになります。

例えば営業活動がマイナス、投資活動はプラス、財務活動もプラスの企業の場合は、本業がうまくいってなくて現金がなくなっていっているから、設備を売却したり銀行からの借入で積極的に現金を作ろうとしているんだな、という事は事業は苦しいんじゃないかな?と考えられます。

このようにそれぞれの数字のプラスマイナスやその大きさを見ることで、企業が今どういう状況かを推測することができるのです。

5.キャッシュフローをタイプで分ける

ではこのキャッシュフロー計算書を使って企業の状態を読み解く時に、ある程度のパターンに分けることができます。
これを覚えておけば、現在その企業がどんな段階・状況にいるかを推測しやすくなります。

ここでは分かりやすい6つのパターンについて見ていきましょう!
まずは“健康経営型”“攻め型”タイプ!

健康経営型は文字通り本業がうまくいっているので、安定して収益が上がり無理なく投資や返済ができている状態です。

攻め型タイプは本業がうまくいっているので、その勢いで拡大するために借入などを積極的に行い投資に回す資金を少しでも多くして攻めている状態です!

“治療型”はとにかく借入の返済を優先している状態。借金のない状態を作りたいという段階の動きです。
“衰退型”は危ない状態です。本業の不振による資金繰りの悪化を設備の売却などでどうにか凌いでいる状態です。
本業のテコ入れをして改善しないと危ない状態です。

“勝負中”のタイプは、本業ではまだ利益が出ていないけど未来に向けた投資をするために資金調達を積極的に行っている状態です。このタイプは素晴らしいアイデアを持っているけど、事業としてまだ軌道に乗ってないスタートアップなどに多い状態です。

最後は“東芝のキャッシュフロー計算書”です。ご存知の方も多いと思いますが、経営状態が悪化した東芝はとにかく資金を生み出すために多数の事業を売却していきました。キャッシュフローの数字からも顕著にその様子が読み取れます。

このように様々なタイプに分けて企業の状態を知ることができるのですが、それぞれの数字の持つ意味を理解して組み合わせて考えることで、この他のケースでも自分で企業の状態を考察することができるのです。

6.CFから企業を読み取る

ではここまでの話を踏まえて最初の問題を解いてみましょう!

この図からざっと読み取れることでいうと、①のCFからは本業は赤字だけど将来性を見越して投資を行い、さらにその事業の将来性から借入なども積極的に行えている状態が読み取れます。
すなわち先ほどのパターンでいうと“勝負中”の状態ですよね。

一方②のCFからは本業でしっかり利益が出ている、なのでガンガン投資をしていってちょっと投資しすぎた分は借入で埋め合わせしていこう!とういう状態が読み取れます。

ちょっと順序が逆になりますが、そもそもマネーフォワードとはどういう会社でしょう?

マネーフォワードはクラウド上で会計ソフトなどのサービスを提供する会社です。
Saasと言ってサブスクモデルに近いようなビジネスモデルの会社です。

企業を読み取る時は、まずこの会社がどういう会社なのかのイメージを浮かべてみます。

マネーフォワードは赤字で上場したことで有名です。
そしてSaasというビジネスモデルは一発で商品を購入するようなビジネスモデルではないので、将来的には安定して利益は上げていきやすいのですが、事業の認知拡大前の初期段階や短期的には資金繰りが悪化して赤字になりやすい特徴があります。

営業活動は赤字になりやすいことから②は違うのでは?という推測が立ちます。
これだけでは根拠が乏しいので財務活動CFも見てみます。

どちらも財務活動CFはプラスになっていますが、ここで注目するのは投資活動CFとの関係性です。
新規上場会社にとっては調達した資金の額以上に投資を行うことは考えにくいです。
そもそも本業で利益が出ていないので資金はないはずなので。

この2つの要素から考えるとどちらがマネーフォワードのCFかもうお分かりですよね?

答えは①がマネーフォワードのキャッシュフロー計算書でした!

ちなみに②は製薬会社の“武田薬品工業”のキャッシュフロー計算書です。
着実に本業で資金を得られているのが特徴的ですね!

読めるようになりましたね、キャッシュフロー計算書!
これでPL,BS,CFと財務の基本の3種類を読み取れるようになりました。

事業をする上でこの数字の理解があるとめちゃくちゃ心強くないですか?
自分で数字から事業のコントロールをできる感覚いいですよね。

しっかりと数字も管理して、あなたの素晴らしいアイデアで世の中のためになる事業がたくさん増えるといいですね!

今日も最後までありがとうございました!
ではまた次回!

※この記事はMUPカレッジで学んだ内容を僕自身の考え方を通して書かれています。

©TAKAKI TAKEHANA

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください