“人を幸せにしたい”を捨てる
『誰かを幸せにしたい!』はうわべのやつの言葉。
困ってる人を助けたり、沢山の人たちの役に立って社会貢献したい。こんな風に思う人っていっぱいいますよね。
じゃあその中で実際に人々を幸せにできている人ってどれぐらいいるでしょう?
ほとんどの人は言うだけで終わってしまってないですか?
僕自身もそんな口だけ人間の一人でした。ことあるごとに『誰かを幸せにしたい』って連呼するも、実際は自分が作りたい未来には程遠いことに気がつきました。
今思うと本当に浅い考えでうわべの言葉を繰り返して、言うたびに言葉の重みもどんどん軽くしてしまってたんだなと思います。
今回はマインドセットのお話です。理想を語るだけでなく本当になりたい自分を作るために、正しいマインドセットを理解して自己変革していきます。
では早速やっていきましょう!
1.マインドセット
マインドセットとは簡単に言うと“思考パターン”のことです。性格、育った環境、教育、価値観、信念、思い込みなど様々な要素から構成されていて、無意識で人はこのマインドセットに沿って考え、行動しています。
もし自分がやりたいことを実現させるために行動しても、そもそもマインでセットが今の自分にとって適切なものでなければ、全て無駄になってしまいます。
『人々を幸せにしたいは捨てろ。
まずはとにかくキャッシュを生み出せ』
日本人はお金を稼ぐことや、お金そのものに対するネガティブなイメージを持っていることが多いので、このマインドセットに抵抗がある人も多いと思います。
でも実際は“お金”に対する正しい理解ができればすぐに腑に落ちる、ポジティブな考え方です。

じゃあなぜまずキャッシュを生み出すことが重要なのか?人を幸せにするためにできることの範囲が広がって、結果的に幸せにできる人の数が増えるからです。
例えばビルゲイツも最初はソフトウェアのエンジニアとして開発に没頭し、莫大な資産を築き上げてきました。その段階があったからこそ今では社会問題や環境問題を通して、沢山の人を幸せにできているのです。
2.所得の種類
マインドセットの前にまず理解しなくてはいけないのが所得の種類です。所得の種類には大きく分けて3つの段階があります。
- TIM(Time Is Money) 時間をお金にかえる段階
- RIM(Result Is Money) 成果がお金にかわる段階
- KIM(Knowledge Is Money) 知識や情報がお金になる段階

まずはここで自分が今どの段階にいるのか現状を把握していきます。
結論から言うと『人々を幸せにしたい』が実現できるのはRIMの経営者の段階に入ってからです。
なぜならこの段階から“時間的”、“金銭的”な余裕を生み出せるようになってくるからです。
そもそもサラリーマンは保証や安定と引き換えに、自分の費やした時間以下の月給で働いているので、労働時間に比べて生み出すキャッシュが割にあっていません。
経営者の段階に入ると、他人の力を借りてキャッシュを生み出していくので、自分が働いている時間以上の収入を得られるよになっていきます。
“時間的”にも“金銭的”にも余裕が出てくるここで初めて、社会貢献を考える段階に入ります。
現状でTIMやRIMの途中にいる人は、まずはキャッシュを生み出す。そして社会貢献ができる段階までとにかく早く到達することです。
自分の幸せはお金じゃない人もいる。でも人々の幸せにはお金も重要です!
逆のように聞こえる考え方ですが本気で『人々を幸せにしたい』と思うのであれば、まずは自分のやるべきことに集中することが、結果的にみんなの幸せにつながるのです。
『人々を幸せにしたい』は捨てる、まずはキャッシュを生み出せ!
3.自分の価値を知る
次はどういうマインドセットで所得の段階を上げていくのか?
自分の1秒の価値って考えたことある人いますか?
多くの人はアルバイトを経験する時に時給を意識したことがあると思います。それをもっと細かい時間の単位に落としていって、まずは今の自分は1秒間にいくら稼いでいるのか?を知ることから始めます。

例えばあなたが今このような条件で働いているとします。
月収 30万円
勤務 20日/月
日給 1.5万円
時間 9時間
時給 1,666円
分給
27円
秒給 0.5円
この場合あなたの1秒の価値は0.5円です。
自分の価値を把握して上げていく意識とは具体的にどういうことか?
例えば一円玉が落ちているとします。あなたなら拾いますか?
仮に一円玉を拾う行動に3秒かかるとします。
1秒で0.5円稼ぐ人なら
0.5円×3秒=1.5円分の時間を使うことになるので、価値を下げる行動になってしまいます。
これを価値をあげることを意識した行動に変えるなら答えは明確になりますよね。おそらくビルゲイツなら1万円でも拾わないでしょう。笑
- 自分の1秒の価値を知り、常に上げていく意識で行動する
- 1円を拾って良いのは月収10万円以下か資産家だけ
- 昨日よりも0.1円多く稼ぐことを目標にする
4.まとめ
『誰かを幸せにしたい!』はうわべのやつの言葉

これを聞いた時、僕は後頭部をバットで殴られたような衝撃を受けました。同時に今までの自分の考えの浅さに笑えてくるぐらい、本質を突きつけられた言葉でした。
人は生まれながらに『人の役に立ちたい』という思いが、自分の一番ピュアな芯の部分に必ずあると言われています。
でも多くの人はマインドセットが今やるべきこととずれてしまっているため、なかなか実現することができていないのです。
正しいマインドセットを持つということは、結果的により多くの人を幸せにすることにつながります。
沢山の人を幸せにしたいなら、まずは自分の価値をあげる。
今までの当たり前の考え方を変えて、とにかくまずは与えられる段階にまで自分を引き上げていく。
誰かのことを考えるのはそれからですね。
一緒にやっていきましょう!
※この記事はMUPカレッジで学んだ内容を僕自身の考え方を通して書かれています。
©TAKAKI TAKEHANA
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